話題沸騰中のエボラ出血熱ですが、どういった病気なのかまとめておきましょう
エボラ出血熱とは
エボラウィルスによる感染症で、通常は7~10日の潜伏期の後、突然の発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、咽頭痛等の症状を呈します。
次いで、嘔吐、下痢、胸部痛、出血等の症状が現れます。現在、エボラ出血熱に対するワクチンや特異的な治療法はないため、患者の症状に応じた治療を行うことになります。
感染したときの致死率は50~90%と非常に高いものになっています。
エボラ出血熱は、咳やくしゃみを介してヒトからヒトに感染するインフルエンザ等の疾患とは異なり、感染した人の血液や臓器、排泄物に接触しなければうつりません。簡単にヒトからヒトに伝播する病気ではありませんので病気に関する知識を持ち、しっかりした対策を行うことで感染を防ぐことができます。
西アフリカで感染者が増えている背景には、西アフリカの文化が理由のようです。
西アフリカでは埋葬の際、遺体にふれて哀悼するという習慣が残っており、これも感染拡大につながる原因ともいわれます。
日本での拡大はなさそうとの見解ですが、致死率は50~90%と非常に高いため怖い病気に間違いはありません。まずは、敵を知るということで学んでおいて損はないと思います。最低限の知識を持っていれば、パニックにならずに冷静に行動ができます。
詳しくは厚生労働省のサイトでどうぞ。